学力を上げるためには勉強が重要で、どちらかというと運動は学力に関係がないと考える人も少なくないようです。
もちろん学力を上げるためには、勉強をしなければいけませんが、記憶力が高いと勉強したことが定着しやすくなります。
記憶力を良くするためには勉強が必要ですが、実は運動も記憶力を良くすることに繋がる効果があるのです。
有酸素運動が脳への栄養を運びやすくする
運動、とくに歩いたり走ったり泳いだり、最近ではヨガなども注目されていますが、有酸素運動をすると血流が良くなり、脳へも栄養が運ばれやすくなります。
脳に栄養が運ばれることで、脳の中の神経ネットワークの形成も進みやすくなると言われています。
脳の中の神経ネットワークが強固に作られることで、脳の中で情報が伝達されやすくなり、学習効果が高まります。
有酸素運動をすることが脳の血流を良くすることにとって大事ですが、有酸素運動の中でも効果な運動の仕方があります。
記憶力を高めるために効果的な有酸素運動の仕方とは
有酸素運動によって脳への血流が増えることで記憶力を高めることが期待できますが、脳への血流を増やす効果が高い運動の仕方があります。
それは、歩く走るなど、ふくらはぎの筋肉を使った運動です。
ふくらはぎは第二の心臓と言われるほど、下半身の血液を上半身に届けるために重要な役割を果たしています。
歩いたり、走ったりすることで、有酸素運動としての効果と、ふくらはぎを使うことによる効果がダブルで血流改善に働いて、脳に良い効果をもたらすのです。
運動によるリフレッシュ効果も取り入れて脳の状態を良くする
勉強をしっかり頑張ることは学力を上げるためには大事ですが、運動をすることで記憶力を鍛えられれば、勉強の吸収度も上がって効率が良くなります。
しかも気分転換にもなればリフレッシュ効果が期待でき、勉強を再開した後の集中力の向上にも繋がるので、運動をうまく取り入れた方が良いでしょう。
また、脳にストレスがかかった状態だと記憶力が低下するということも言われています。
逆に好奇心や楽しさがあると、記憶が定着しやすくなることが分かっています。
リフレッシュ効果で、脳のストレスを消して、好奇心や楽しさを持つことが勉強の効率を高めることに繋がっていくのです。
記憶力を良くするために運動をするときの注意点
もちろん、リフレッシュ効果を狙ったはずの運動が、過度になったり、気分が乗りきらない内に終わってしまってはリフレッシュできません。
やり過ぎに注意し、しばらく運動をしても気分が乗らないような場合は止めて、違う方法で気分転換をするのが良いでしょう。
勉強時に気分転換をするときはダラダラと時間を経過させないで、時間を決めて気分転換をすることが効率的で効果的です。
また、有酸素運動は慣れない内は疲労感が強くなる場合もあります。
ただし、継続していくことで体も強くなり運動をすることにも慣れていきますので、計画的に行えばどんどんと良い効果が出てきます。
記憶力を高めるために有酸素運動をすることは、多くの研究から脳に良いことが分かっていて、認知症やもの忘れの予防にも繋がることも分かってきています。
受験勉強や資格試験に向かって勉強をするときに有酸素運動を上手に取り入れてみてください。